いままで、普通にBlender公式サイトからBlenderをインストールして使っていましたが、バージョンアップが入るたびに、更新の仕方を忘れていたり、前のバージョンが上書きされて使えなくなったりしないか調べたりと、手間がかかっていたので、その時間が無くなるツール導入メモ


複数のバージョンを一覧で管理できるので、新しいバージョンを少し試したいなども、思い立ったと同時に即座に可能で、かなり便利になりました。




インストール手順



手順1

以下「Blender-Launcher」のサイトにアクセスして、各プラットフォーム(Windows等)対象のBlender Launcherをダウンロードしてきます。

▼2024/07/21更新


手順2

ダウンロードしてきた「Blender_Launcher_v1.xx.0_Windows_x64.zip」を解凍します。

実行ファイル「Blender Launcher.exe」が入ったフォルダができます。この実行ファイルのショートカットを作成し、デスクトップとかに置いておくと後々便利です。



手順3

初回起動時には「First, choose where Blender builds will be stored」と表示され、Blenderのライブラリを保存する場所を選択するように言われるので「Continue」を押して続行します。



手順4

Blenderのライブラリを保存する場所を選択します。

自分が整理しやすい任意の場所に保存すればよいですが、今回は「C:\Users\ユーザ名\」以下に、「Blender_lunch」という名前のフォルダを作成してみました。


フォルダの作成は、ウィンドウ右上のプラスの付いたフォルダのアイコンから行えます。ここで選択したフォルダは後から変更可能なので、後から場所を変えたくなったら、変更が効きます。

ダウンロード先フォルダの変更方法については、本記事後半に記載しています。


手順5

Blender Luncherが起動したら、まだ何もライブラリをダウンロードしていない状態の以下のような画面が表示されます。



以上で、Blenderのバージョン管理ツール「Blender Luncher」のインストールは終わりです。



Blender Launcerの設定と使い方



次に、使い方や設定について見ていきます。

ライブラリのダウンロード


手順1

ライブラリのインストールをするために、「Blender Luncher」を立ち上げた画面から、上のオプションから選択できる「Downloads」に移動します。


様々なバージョンから自分の使いたいもののBlenderをインストールすることが可能です。書籍や参考にしているサイトなどがあれば、それに合わせたバージョンを選択すると、内容にくい違いが起こらないので、そういったものを選ぶのがおすすめです。

特にそういったものが無い場合は、比較的新しいバージョンをダウンロードすると良いと思います。ここで、ダウンロードできるバージョンの中にも、「Stable」と「LTS」というものがあることに気が付きます。

これらがどういったものかというと、以下のようになっているようです。
About Blender LTS
The Blender LTS program is aimed at ensuring that long-lasting projects can be executed using a stable Blender version, which will provide critical fixes throughout a 2-year time span. The LTS version will not have any new features, API changes or improvements. Any critical fix that is applied to the latest stable version, will be regularly ported over to active Blender LTS releases. Learn more about Blender LTS.
参照:https://www.blender.org/download/lts/

StableLTS(Long Term Support)
  • 実用性を前提とした安定版
  • 不具合が特にないとされている
  • 長期サポートバージョン
  • 安定した実行を目的としている
  • 欠陥などあれば修正される

なんだかどっちでも良さそうなので「どっちを選べばいいの?」となってしましますが、基本的に安定版であるStableを選んでおけばとりあえずOKです。

他にユーザーからのフィードバックを貰うような段階のDailyや、新機能がいち早く導入されるExperimentalなどもあります。ただ、実装されてから日が浅いので、不具合が発生する場合もあるようです。


手順2

バージョンを選んで、ダウンロードします。


手順3

ダウンロードが終わったら先ほどまで空だったLibraryにダウンロードしたものが入っています。


「Launch」を選択することで、Blenderが立ち上がります。


設定


ライブラリのダウンロード先を変更したい時には、「Blender Luncher」を立ち上げた画面から歯車のアイコンで設定画面が開くので、ここから各設定を変更します。



以上、お疲れさまでした。

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