Windowsで膨大で複雑な構成のフォルダ、ファイル群から自動で目的のファイルを見つける方法のメモ

UNIX/Linuxでは、「find | xargs grep」コマンドを使用することで、テキスト形式のファイルであれば簡単にファイル、フォルダを検索することができます。

WindowsでもEverythingという無料ツールと使用すれば、これと同じようなファイルの検索が可能です。さらに、単純なtxt形式のファイルだけでなく、pdfなどのファイルに対しても適用可能です。


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Everythingによる検索方法


3通りの検索対象の絞り込み方と、FTPやCifsなどのリモート環境も検索領域に含める方法をまとめておきます。

インデックスをあらかじめ作成し、それに基づいて検索を行うため、Windowsのエクスプローラーに標準搭載されているファイル名による検索機能より格段に高速に動作します

ファイル名で検索

ファイル名で検索を行うには、検索欄にキーワードを入れます。

ツールバーの「検索(S)」から、
  • 「フォルダ名にマッチ」
  • 「単語に完全に位置」
  • 「大文字小文字の区別」
など選ぶことで、より検索結果を詳細に絞り込むことが可能です。


ファイルの種類で絞り込み

画像ファイルや音声ファイルなど、ファイルの種類によって検索対象を絞り込むことも可能です。


ファイル名+内容で検索

上で説明した機能はあくまで「find」コマンドと同等の機能ですが、

「content:検索したい文字列」のように検索欄に記載することで、「grep」コマンドと同等の機能を組み合わせて検索することができるようになります

単純なテキスト形式のファイルだけではなく、PDFなどのファイル形式にも対応しているみたいです。
ExcelやWordなどのファイル形式にも対応しているのかは確認できていません。

こちらは少しだけ検索に時間がかかります。

FTPやCifsを検索対象に含める

ツールバーの「ツール(T)」から、「オプション(O)」を選択すると、以下のようなウィンドウが表示されるので、そこから検索の範囲に含めるフォルダを追加したり、FTPサーバーの設定をすることができます。

リモート環境も検索対象に含めることができるため、NASなどの環境を構築している場合でも便利に検索することが可能です。

OneDriveなどは特に設定せずとも検索対象に入っているはずです。


Everythingのダウンロード


以下からEverythingをダウンロードして、インストールすることが可能です。

▼ダウンロード


以上
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